廻った世界で,また君と恋を紡ぐ。



「どっか行きたいな~」



私が呟く。

平日は高峰さんと堕落した時間を過ごして,休日もお母さんにお昼ごはんをねだるくらいでだらだらしていたから。



「じゃあ出掛けてきたらいいじゃん」

「えー1人で? 私ちゃんとそこそこ遠いところに行きたいのに? やだよ,だったらお姉ちゃんも行こうよ」

「何いってんの,そんだけ仲いいんだから千草といけばいいでしょ?」



私はえ……と小さく動きを止めた。

それはやりすぎじゃない?



「いいの?」



遠くにいくなら休日になる。

休日にわざわざ出掛けるなんて,周りから見たらデートでしかない。

お互い大学生くらいなら,話はまた別かもしれないけど……
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