先生 ♀ × 生徒 ♀
「ケーキ食べよっか?」


そう言いながら遥はキッチンに向かった。

お皿にケーキを乗せて、紅茶を入れてくれる遥。


「わっ...どうしたの.....?」


思わずあたしは抱きついてしまった。


「ねぇ...卒業式まで待たなきゃ駄目.....?」

「そんな顔...しないで.....」


ゆっくり遥の顔が近付いてくる。


ちゅっ。


一瞬唇が重なった。


「ここまでしかしない」


そう言って遥は笑った。

この日は、家で映画観たりしてゆっくり三人で過ごした。
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