鬼上司に恋しました〜本当の、恋を教えてくれたのはあなたです
「まぁな。だから、お前を呼ぶのも躊躇ってた。思いつきで、家をかえることはできなかったが、ソファも、ベットも新しいものにした」
「えっ、わざわざですか?」
「わざわざじゃない。俺の覚悟だ。前の嫁の痕跡は消したから、これからは、ここで過ごすぞ。いやなら、家ごと買い直すが…」
「えっと、それって、私の勘違いじゃなかったら、付き合ってもいいって聞こえるんですけど」
「勘違いなんかじゃない。こんなおじさんだけど、付き合ってくれるか?というか、嫁に来い」
「急にどうしたんですか?嫁に来いとか。主任達に、影響されたんですか?」
想像以上の発言に、戸惑うばかり。
如月さんの妊娠がわかり、主任と如月さんが入籍された影響だろうか?
「あいつらのこととは関係ない。愛梨の作る飯に、胃袋掴まれた。一緒に過ごすうちに、お前のいない部屋に帰る虚しさに、おかしくなりそうだったよ。半年がこんなに長いと感じたのは、初めてだ」
千紘さんに、抱きつかれた。
「待たせておいてなんだが、返事を聞かせてくれ」
「嬉しいです。私も半年長かったです。誘惑してるのに襲ってくれないんですもん」
「俺だって辛かった。半年って決めたからな。ここ数ヶ月は、キスも辛かったから、なるべく触れないようにしてた」