やる気ゼロ令嬢と時戻しの魔法士*努力しても選ばれなかった私は今度こそ間違えない

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 辛い話はグダグダ経過説明せずに、肝心なところだけ聞かせればいい。

 それに、とにかく時間に余裕はない。
 朝王都を出て6時間、奴等はクレストンに14時半着の列車に乗ってくるだろう。

 モニカだけを迎えに行くのなら、いつものくたびれた馬車でもいいけれど、エドワーズ侯爵ご一家もお越しになるのだ。
 最新型ではなくても、車でお迎えに行って貰わなくては。
 それを見たモニカの出端を挫いて欲しい。


「モニカはひとりで帰ると連絡してると思うけれど、本当は婚約者とその方のご両親と一緒に、4人で帰るから」

「モニカお嬢様がご婚約、と仰せになりましたか?」

「婚約者は2年前、ウチに避暑に来ていたハイパー先輩。
 ふたりは昨夜婚約したの」

「……ハイパー様のご両親がお見えになると言うことは、エドワーズ侯爵ご夫妻がノックスヒルへ?
 モニカお嬢様からは、何も伺ってはおりませんが」
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