孤高のエリート社長は契約花嫁への愛が溢れて止まらない
昨日、深水さんは言っていた。社長との同衾を依頼するにあたって私のことを調べたと。つまり、私に交際相手がいることを突き止めたうえでその相手のことも調べたということだろう。
でも、どうして今ここにコレが?
見てはいけないと思いながら、指が勝手に動く。五枚綴りになったそれをクリアファイルから抜き出し、そっと表紙をめくった。
そこには当然ながら純也のことが書かれていた。生い立ちや学生時代のこと。私も聞いたことのある純也の過去。それから私と出会ってからのこと。バンド活動やバイト、交友関係、そして……女性関係。
感情をもたない文字の羅列をただ目で追っていく。頭の中の計算機が、私の知っている出来事とここに書かれている内容を時系列ごとに勝手に照らし合わせる。
指が震えた。そこには、私の知っている事実とは別の事実が記されている。
バンド仲間と合宿だと言って出かけて行った去年の夏。仲間のひとりが骨折して大変だからと頻繁に外泊をしていた二年前。そもそも深夜バイトに行っていたはずの毎週木曜日。遡れば付き合いだした六年前のことまで。
最初の項目を読んでいたときには頭に上っていた血が、ページをめくるごとに冷えていく。
整然とした文章でまとめられていたのは、目を覆いたくなるような裏切りの数々。
でも、どうして今ここにコレが?
見てはいけないと思いながら、指が勝手に動く。五枚綴りになったそれをクリアファイルから抜き出し、そっと表紙をめくった。
そこには当然ながら純也のことが書かれていた。生い立ちや学生時代のこと。私も聞いたことのある純也の過去。それから私と出会ってからのこと。バンド活動やバイト、交友関係、そして……女性関係。
感情をもたない文字の羅列をただ目で追っていく。頭の中の計算機が、私の知っている出来事とここに書かれている内容を時系列ごとに勝手に照らし合わせる。
指が震えた。そこには、私の知っている事実とは別の事実が記されている。
バンド仲間と合宿だと言って出かけて行った去年の夏。仲間のひとりが骨折して大変だからと頻繁に外泊をしていた二年前。そもそも深夜バイトに行っていたはずの毎週木曜日。遡れば付き合いだした六年前のことまで。
最初の項目を読んでいたときには頭に上っていた血が、ページをめくるごとに冷えていく。
整然とした文章でまとめられていたのは、目を覆いたくなるような裏切りの数々。