ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
身体が完全に猫になったせいか、いつもよりも余計ににゃあにゃあ言いながら、エリナはぽてっとベッドから飛び降りた。小さいとはいえ、猫の身体なのだ。運動能力はそこそこ良い。
だが、過保護なフェンリルは「大丈夫か? 脚を痛めなかったか?」と心配して、ふんふん匂いを嗅ぎながらエリナの後ろ脚を調べた。
「大丈夫にゃ、それよりも早くお店に行かないと……にゅ?」
「どうした?」
「……人の姿って、どんなだったかにゃ?」
あっという間に四足歩行に慣れてしまった子猫は、困ったように床で爪を研ごうとして「そこで爪研ぎをすると、家政婦の婦人が嘆くからやめておこうな」とルディに止められた。
どうやら無意識に獣化したエリナには、元の姿に戻る方法がわからないようだ。
「どうしたらいいにゃーん」
「あー、うむ。そんな予感はしていたから、心配するな。とりあえずミルクを温めるから、まずはそれを飲みなさい」
「にゃん」
「そして、青弓亭には頼りになる猫のミメットがいる。相談するといい」
「そうだったにゃん、猫のことならミメット姉さんがいるから安心なのにゃん!」
兄に代わって青弓亭を切り盛りするキジトラ猫のミメットは、実は『旋風のミメット』と呼ばれる凄腕の冒険者である。ただし、凄いのは戦いに関してであり、料理については壊滅的な方向で『凄い』ものを作り出し、料理の旅に出ている元警備隊員のギギリクが不在の青弓亭を存続させようと、親切に足を運んでくれる王都警備隊たちを涙目にさせていた。
そんなミメットに料理を教えて、青弓亭を繁盛する定食屋に変えたのが子猫のエリナなのだ。
だが、過保護なフェンリルは「大丈夫か? 脚を痛めなかったか?」と心配して、ふんふん匂いを嗅ぎながらエリナの後ろ脚を調べた。
「大丈夫にゃ、それよりも早くお店に行かないと……にゅ?」
「どうした?」
「……人の姿って、どんなだったかにゃ?」
あっという間に四足歩行に慣れてしまった子猫は、困ったように床で爪を研ごうとして「そこで爪研ぎをすると、家政婦の婦人が嘆くからやめておこうな」とルディに止められた。
どうやら無意識に獣化したエリナには、元の姿に戻る方法がわからないようだ。
「どうしたらいいにゃーん」
「あー、うむ。そんな予感はしていたから、心配するな。とりあえずミルクを温めるから、まずはそれを飲みなさい」
「にゃん」
「そして、青弓亭には頼りになる猫のミメットがいる。相談するといい」
「そうだったにゃん、猫のことならミメット姉さんがいるから安心なのにゃん!」
兄に代わって青弓亭を切り盛りするキジトラ猫のミメットは、実は『旋風のミメット』と呼ばれる凄腕の冒険者である。ただし、凄いのは戦いに関してであり、料理については壊滅的な方向で『凄い』ものを作り出し、料理の旅に出ている元警備隊員のギギリクが不在の青弓亭を存続させようと、親切に足を運んでくれる王都警備隊たちを涙目にさせていた。
そんなミメットに料理を教えて、青弓亭を繁盛する定食屋に変えたのが子猫のエリナなのだ。