ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
 こうして一同は、甘酸っぱくて、自然の美味しさに溢れた果実を堪能した。
 エリナは『ビタミンがたっぷりで、身体に力が満ちてくるような素晴らしい果物だにゃ。自然の恵みをじかに身体に取り込んでいるのがわかる……マーレン国の人たちが生き生きとしているのは、森の食べ物のおかげなのかもしれないにゃ』と、採りたての果実の持つパワーを感じ取った。

「さて、それではこちらで身支度をしよう」

 ウィリオはそう言って、小さな泉に案内してくれた。

「とても冷たいが美味しい水だぞ」

「うわあ、本当に冷たいわ!」

 泉に手を入れたルールーが叫んだ。そして水をひとすくいして口に入れると「んむむむむむ」と唸った。この泉の水は、水にうるさい人魚のルールーを唸らせるほどに美味しい水であったのだ。

「これは、人魚からみても特別に素晴らしい水ね。さあ、皆さんもどうぞ」

 澄んだ湧き水を口に入れると、その美味しさで飲む者を驚かせた。身体に必要なミネラルが含まれているとても清浄な水で、まさに名水と呼ぶべき水である。

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