ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
 やがて獣人の体術が決まり、森エルフは闘技台に縫いつけられた。

「くっ、やられてしまった!」

 森エルフは脱出を試みたが、しっかりと技を決められてしまってはどうにもならない。

 びくともしないその様子を見て、ここから逆転するのは困難と見た森エルフの近衛隊長が「勝負あり!」と判定を下すと、負けた森エルフは悔しそうに「負けました」と宣言した。

「関節を決められてしまって、まったく立ち上がれなかったよ。これは非常に悔しいな」

 悔しさを隠せない森エルフに、トカゲの獣人は言った。

「それがトカゲ族の得意技なんだ。我々の身体はとてもしなやかなので、まんべんなく力を込めて相手を押さえつけることができる」

「そうなのか。次にトカゲ族と戦う時には種族の特性をしっかりと認識してからにするよ」

「ははは、もしも再戦する機会があったら、強敵になりそうだな。今日はいい勝負をありがとう」

「こちらこそ、ありがとう。おかげで俺の今後の課題が見えてきた」

 戦士たちはがっちりと握手をして、互いの健闘を讃え合った。

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