ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
「さあ、かまどに火を起こして焼き始めようかなー」

 ユーディリシェイラミアムスはまだ使われていない大きなかまどに近づくと、セットされた薪に向かって手のひらを向けた。すると、薪から火が噴き出して、たちまちいい感じに燃え始めた。

「着火はバッチリだよ。さあ、並べよう」

 その様子を見ていたエリナは、驚いてユーディリシェイラミアムスに尋ねた。

「ええっ、ユーさまは魔法が使えるんですか?」

 この世界には魔石は存在するけれど、魔法はないと聞いていたのだ。

「違う違う、エリナちゃん、これは魔法じゃないんだ。妖精の力をほんの少し擦り合わせて、物体の温度を高くして、それを薪に移したんだよ」

「なるほど……」

 エリナは『電子レンジと同じ理論かな。妖精の力というエネルギーを変換して分子を素早く、そして激しく振動させて高温にしたんだね。魔法じゃないなら、わたしにもできるかな』と心の中で思った。
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