ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
「ありがたき糧を!」

 パンにかぶりつくと、驚くほどジューシーなハムに熱々のチーズが絡まって、お口の中が天国になる。もちろん、パンはパリパリのもちもちだ。小麦の香りがふわっと鼻を抜けて、焼きたてのパンであることを主張する。

 そしてもちろん、水辺の爽やかな朝の空気もご馳走だし、仲良しのメンバーで楽しく食べることも最高のスパイスなのだ。

「んんんんん、これはもう、とんでもなく美味しいわね」

 ルールーはほっぺたを押さえながら言った。美味しさのあまりにニコニコ顔になっている。

「美味しいにゃ、んにゃんにゃんにゃ」

 両手でパンをしっかりと持ってかぶりつく子猫は、無意識にうにゃうにゃ声を出していた。

「さすがはマーレン国だわ、お肉の加工技術がとても優れているわね。このハムの美味しさと言ったら! お肉の旨みとハーブの香り、そして燻された風味が素晴らしいバランスでハーモニーを奏でているわ。さらにミルクの風味が豊かなフレッシュチーズがそこに合わさっていて、文句の言いようがない味よ」

「んにゃんにゃんにゃんにゃ」

「それに、この素晴らしい景色! 朝の爽やかな空気と朝日にきらめく湖のせいで、さらに美味しさが増しちゃうわね」

「んにゃんにゃんにゃ、お代わりはあるにゃ?」

「わたしもお代わりが欲しいわ」

 食レポ人魚と食いしん坊子猫が揃ってお代わりを要求したので、セラは噴き出さないように気をつけながら「うん、たくさんあるから、おなかがいっぱいになるまでお代わりしてね」と言って、よく炙ってとろとろとろーりととろけるチーズをまたパンに乗せるのであった。
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