ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
「わあ、湖なのにあったかいわ。不思議な感じね」

「こんなに大きな露天風呂って……景色が抜群にゃん。あ、ここからお湯が湧いてる!」

「どこどこ? あった!……うーん、これは本気の温泉だわ」

「気持ちいいにゃ……あったまるにゃーん」

「どれどれ……おお、湧いてるな」

「いい湯加減ですねえ……」

 子ども三人とセラは、声を揃えて「ふうううう」と言い、気持ちの良さに目を細めた。

 老従者が岸で見守っているので、ルールーは「イーシーも一緒に入りましょうよ」と手を振った。

「いえ、お気遣いなく。よく温まってくださいませ」

『お湯に浸かったら気が抜けて、海蛇の姿になってしまいそうですからね。湖の生き物たちが大騒ぎして、水遊びどころではなくなります』

 イーシーはそんなことを思いながら、ルールーに手を振りかえした。

「お嬢さま、こちらの岸辺にサボンの実がなってございますよ」

「あら、ちょうどいいわね」

 サボンの実を潰すと泡が立って、自然に優しい石けんになるのだ。

 皆は岸辺に移動するとサボンの実を泡立てて、髪と身体を洗ってさっぱりした。
< 175 / 244 >

この作品をシェア

pagetop