ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
 すっかり魚受け取り係となったイーシーは「ほい! あ、ほい!」と二匹の魚を上手く受け止めて、またしてもルールーの拍手をもらっている。

「セラ殿、三個目のバケツがいっぱいになりました」

「うわあ、なんてこった! バケツ、もっとバケツよたくさんやってこーい!」

 草の陰から、空のバケツがスッと差し出された。

「また二匹獲れたにゃーん!」

「あ、ほい、ほい!」

「エリナちゃん、これ、先に王宮に運んじゃってもいいかい?」

 セラは魚の山となったバケツを指差した。

「もちろんいいにゃよ。まだまだたくさんお魚がいるから、大丈夫にゃ!」

「さんきゅー、子猫の漁師さん。いや、たくさんいるかもしれないけどさ、普通はいても獲れないんだよー、わたしの中の常識が崩れていく感じだよ……」

 セラは首を傾げながら、両手に持ったバケツを「重ーい」と言いながら木の陰に運んだ。

「あっ、これを王宮の厨房に運んでね。エリナちゃんからのプレゼントだって伝えておいて。脂の乗った、食べ頃のクリスタルフィッシュが、こんなに……料理長が喜びそうだね」

 彼が草むらにバケツをふたつ置くと、それらはスッと消えて、新たに空のバケツが置かれた。
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