ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
 エリナがせっせと魚を大量ゲットしている間に、ウィリオ王子が木と蔓を組み合わせて簡単な椅子とテーブルを作って、野生味溢れる素敵な食卓を用意してくれていた(森エルフは木を細工するのが得意なのだ。ちなみに、いらなくなったらすぐに薪にするため無駄がない)。

「ちょっとちょっと、ウィリオは本当になんでもできるにゃんね!」

 あっという間に現れた家具を見て、エリナは驚きの声をあげた。

「手先が器用で刃物の扱いが上手いのよ。その上腕っぷしは強いし、頭もいいし、女の子に優しいし、おまけに王子さまだものね。たいしたものよ」

「しかも、なかなかのイケメンだにゃ」

「『イケメン』って、なにかしら」

「見た目がカッコよくて、性格も良くて、優しくて頼りになる男の人のことを言うんだにゃ。顔だけじゃなくて、全部がイケてないと真のイケメンとは言えないにゃん」

「ふうん、なるほどね。言われてみると、ウィリオの顔はものすごく整っているわね」

「そうそう」

 ウィリオ王子が「なっ、なにを言っているのやら」と頭をかきながらそっぽを向くと、セラが「ヒューヒュー、イケメンですってよ!」と冷やかした。
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