ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
 彼女は熊の頭に爪を立てて毛並みを逆立て、必死で鳴いたが、そんな子猫の理解者のひとりである熊のアルデルンは、鋭い爪が食い込む痛さなどまったく気にしないでじっとしていた。

「はいはいわかったよ、そんなにお鳴きなさんな。このあたしがなんとかしてあげるからね。安心してこっちにおいで」

「にゃーんにゃーんにゃーん!」

「うん、あたしは戻る方法を知っているからね、安心しな」

「にゃーんにゃーんにゃーんにゃーん!」

「簡単なことだよ、猫族の親ならみんな知ってることさ」

 懸命に訴える子猫に向かって優しくなだめる言葉をかけて、気風のいい娘猫が手を伸ばすと、エリナは躊躇いなくミメットの胸に飛び込んだ。

「かわいそうに、不安だったね。大丈夫だよ、エリナにはこのキジトラ猫のミメットがついてるんだからね!」
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