ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
「わたしはバーベキューに参加したことがないから、ぜひ行きたいにゃん! そうだ、バーベキューソースを作らなくっちゃ! 熟成させるのに時間がかかるから……あ、でも……」

 エリナは耳をへにゃんとさせて「お仕事があるから、参加は難しいにゃんね」と残念そうに言った。

「エリナちゃん、バーベキューってなんですか?」

「野外で、お肉や野菜を焼いて美味しく食べる催し物なのにゃん……一度行ってみたかったんにゃん……」

 だが、この合同訓練に参加するとなると、バーベキューして食べてはいさようなら、というわけにはいかない。となると、青弓亭をしばらく留守にすることになってしまう。

 ミメットは、耳がぺたんと畳まれた子猫の頭を撫でた。

「大丈夫、この店はあたしがなんとかするさ! なに、犬のマイクに来てもらっていいしね。特別定休日ってことで、少し多めに休みにすれば……」

「それは駄目です。わたしは青弓亭の料理を楽しみにしているお客さんを裏切るような真似はしたくないにゃん」

「おやまあ、真面目な子猫ちゃんだねえ」

 ミメットは「エリナはまだ小さな子猫なんだから、時には自分のやりたいことを優先したっていいと思うよ」と言った。
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