ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
 さて、獣人の姿に戻り制服に身を包んだルディは、「三人でお泊まりをするとは聞いていない」と、難しい顔をしていた。

「ルディ殿下、ツリーハウスはそうそう下に落ちるものでもないし、万一に備えてわたしとイーシーが控えていますから、安心してくださいよ」

 ルディの過保護っぷりを知っているセラは、彼を安心させるように言った。

「いや、だが、しかし……」

「ルールーお嬢さんも一緒だから、心配いりませんって」

 過保護なルディは『うちの子猫は、フェンリルの尻尾にくるまって寝ないと風邪をひくから』と言いたかったのだが、エリナの視線がそれをさせなかった。

『ルディさん、わたし、中身は成人女性ですからね? 確かにスカイヴェンに来てからは幼女に戻っちゃって、いろいろ引っ張られているけれど、添い寝がなくても眠れますから!』

 ものすごい圧を感じて、ルディは目を逸らしてしまった。

「では……俺も、木の下で……」

「ルディさんは、合同訓練の方に参加してくださいね。ヴォラットさんだけに任せちゃ駄目ですよ」

「そうですよー、だいたい合同訓練なんて大人のお泊まり会じゃないですかー。もちろん、お酒は厳禁だから、その点も安心してくださいね」

「むうう」

 しっかり者の子猫とセラに釘を刺された狼隊長は「仕方がない、気をつけるのだぞ」とお泊まり会を許したのであった。
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