ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜5
 今回のエスコート役は、若き第三王子のウィリオだ。

「それでは最初に、合同訓練に参加している戦士たちを紹介しよう。今夜の野外食事会を共にする仲間だからな、顔合わせを済ませておこう」

「お願いするにゃ」

 ウィリオとルールーと共に、王宮のすぐ隣にある森の中へ向かう。
 マーレン国は自然と共に生きる森エルフの国なので、王宮も森の近くに建てられているし、もちろん世界樹からも近い。
 マーレン国の王都も緑に囲まれて美しい湖がある素晴らしい街並みだというので、エリナは次に訪問したときにはぜひ王都の散歩もしたいと考えている。

 ちなみにエリナは、すかさず抱き上げようとしたルディの親切(というか、過保護ぶり)は丁寧に断って、サランティーナ王妃が用意してくれた、柔らかな革の運動靴でとことこ歩いている。
 子どもたちの後ろから、少し寂しげな狼隊長が着いて行く。その後ろに控えるセラが「ルディ殿下、ファイトー」と謎の声援を送っているが、耳に入った様子はない。 
 ちなみにイーシーは子どもたちの先に立ち、森に異常がないか目を光らせているが、セラも時折り見失うほどの存在感の消しっぷりなので、三人はまったく気がついていない様子だ。

 フェンリルが持ってきた荷物は先に野営の場所に運ばれているので、今は身軽な姿だ。
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