フォーチュンクッキー
シャーっと小さな水が地面を叩く音がやけに耳についた。
そのせいだよね、こんなに胸が締め付けられるのは。
息もつらい。
なんだかまた、目の奥が熱い。
ストローを握る手もかすかに震えてて、到底今のあたしでは太一さんを見ることなんてできやしない。
「あー…。やっぱやめようか、怜」
太一さんの投げ捨てるような言葉に、あたしは慌てて顔をあげた。
あたしのせいで困らせるくらいなら、いっそあたしを突き放してもかまわない。
スキって言った日から、精一杯背伸びするってきめたんだから。
「だ、だだだ、大丈夫です!」
そうしたら、太一さんがにっこり笑ってくれた。
手が伸びてきたから、またあのデコピンだ!
目をつぶって、額の激痛に耐える準備をしたのだったけど、痛みなんかまったく来なかった。
前髪の付け根辺りにぬくもりを感じて、撫でられてるって実感するのに時間がかかってしまった。
だって、あんなに意地悪好きの太一さんが、デコピンじゃないんだもん!
「怜のバスケ部の手伝いをすることにしたんだ」
予想外の言葉。
レイ?
チラリと隣の大きな人を見ると、そんなあたしに気づいたのかニカっと笑ってくれた。
そのせいだよね、こんなに胸が締め付けられるのは。
息もつらい。
なんだかまた、目の奥が熱い。
ストローを握る手もかすかに震えてて、到底今のあたしでは太一さんを見ることなんてできやしない。
「あー…。やっぱやめようか、怜」
太一さんの投げ捨てるような言葉に、あたしは慌てて顔をあげた。
あたしのせいで困らせるくらいなら、いっそあたしを突き放してもかまわない。
スキって言った日から、精一杯背伸びするってきめたんだから。
「だ、だだだ、大丈夫です!」
そうしたら、太一さんがにっこり笑ってくれた。
手が伸びてきたから、またあのデコピンだ!
目をつぶって、額の激痛に耐える準備をしたのだったけど、痛みなんかまったく来なかった。
前髪の付け根辺りにぬくもりを感じて、撫でられてるって実感するのに時間がかかってしまった。
だって、あんなに意地悪好きの太一さんが、デコピンじゃないんだもん!
「怜のバスケ部の手伝いをすることにしたんだ」
予想外の言葉。
レイ?
チラリと隣の大きな人を見ると、そんなあたしに気づいたのかニカっと笑ってくれた。