【書籍化&コミカライズ】虐げられていた身代わり令嬢が呪われ王子に溶けるほどに愛されるまで
しかしそれには大きな壁がある。
シャルルの邪魔をしてくるアリーリエ・ベルで、ベル公爵の次女でオリバーの幼馴染。
そしてオリバーの婚約者候補筆頭で、完璧な令嬢だと憧れの的らしい。

(あんなブスのどこがいいのかしら?みんな目が腐っているのね……わたくしの方が絶対に可愛いのに)

オリバーのためにお金を使って自分を磨がいていた。
幸い、母はシャルルをオリバーの婚約者にするために協力的。
『あなたは絶対に王妃になるの』
母の執念を感じていたがシャルルは気づかないふりをしていた。
いつの間にかオリバーの婚約者を目指すことが当然になっていた。
だけどシャルルもそれでいいと思っていた。

(わたくしが王妃になったら目障りなあの女も、わたくしの悪口を言ったあの女も全員、消してやるんだから……!)

しかしシャルルがいくら頑張ってもオリバーには届かない。
ちょっと腕を組んで胸を寄せれば、大抵の令息は鼻を伸ばしてシャルルを褒め称えたし、可愛くお願いすれば言うことを聞いてくれる。
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