【書籍化&コミカライズ】虐げられていた身代わり令嬢が呪われ王子に溶けるほどに愛されるまで
(できれば寒さを防げるできるものがいいのだけど、この季節に売っているの?)
カトリーナが品を見ていると、やはり暑い季節だからか目的のものは置いていない。
迷っているのを見てか、店員がカトリーナに声を掛けてくれた。
防寒着がないかと問いかけると、店の奥からわざわざ出してくれた。
サイズがわからなかったカトリーナはクラレンスに手袋を買い、ニナやトーマス、ゴーン、他の人達にも手袋や靴下を購入した。
カトリーナはニナから「王都に行くのは夏が多いので、なかなか小物が売ってないんですよねぇ」という言葉を聞いていたのだ。
カトリーナは今までの給金を全て持ってきたのだが、思った以上にお金はかなり余ってしまった。
(よかった……ちゃんと買えた)
プレゼントを包んでもらっている間、カトリーナは店にあった椅子に座って商品を眺めていた。
カランカランと店の出入り口にあったベルが鳴る。
クラレンスかニナが心配してくれたのかもしれないと思った。
カトリーナが扉に視線を向けると……。