【書籍化&コミカライズ】虐げられていた身代わり令嬢が呪われ王子に溶けるほどに愛されるまで
「ぁ……」

「いい気味だわ。これで今いるところにも捨てられちゃうわねぇ。お使いひとつちゃんとできないなんて……なんて役立たずなのかしら!」

「フフッ、また居場所がなくなっちゃうわ」


カトリーナはその光景を見て愕然としていた。

(折角、皆さんのために買ったプレゼントが……!)

店員が「おやめください!」とサシャバル伯爵夫人とシャルルを制止するが……。


「わたくし達に意見するなんて何様のつもり!?」

「こんな陳腐な店で買い物してあげるのにっ!何か文句があるの!?」


先程カトリーナによくしてもらった店員が責められることが耐えられずに、カトリーナは無意識に庇うように立ち上がり、店員の前へ。
しかしシャルルが気に食わないと言いたげにカトリーナの頬を叩いた。
プレゼントの上に倒れ込んだカトリーナの髪を取り持ち上げる。


「うっ……!」

「目障りなのよ!あんたがまた、わたくしとお母様の視界に入るなんてっ」

「……ああ、そうだわ!またサシャバル伯爵邸で働いたらいいわ。使えない侍女ばかりで困っていたのよ」

「……っ!?」
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