交際0日ですが、鴛鴦の契りを結びます ~クールな旦那様と愛妻契約~
「お料理は後でお部屋に持ってきてもらえるけど、飲みすぎてすぐに寝たりしないでね?」
くすくすと笑って言うと、彼は胸を張る。
「この俺が酔いつぶれて妻を放って寝るわけないだろう」
どんな俺よ、と心の中でつっこんで、寝ないと自信ありげな彼がおかしくてまた笑っていると、不意に楽しげな声がかかった。
「一織、小梅ちゃん! 改めておめでとう! ふたり、並ぶとやっぱりお似合いだな〜」
片手にワイングラスを掲げる彼は椎名さんだ。ほんのり頬が赤いから、既にいい感じに出来上がっているよう。
「椎名さん、今日は来てくださってありがとうございます」
「いやいや、小梅ちゃん、すっかりおしどり夫婦になったよね。初めて会った時は俺そっちのけで…」
「いつまで言ってるんだ、それ。 忘れろと何度も言っているだろ」
一織さんが呆れたように横やりを入れる。
一織さんと結婚して間もない頃、椎名さんが訪ねてきた時のことだ。あの頃はまだお互いに探り探りでぎこちないというか、付き合いたてみたいな感覚だったから、椎名さんには気を使わせてしまって申し訳なかったなと今でも思う。
私としても恥ずかしすぎるので、本人がこうして会う度に笑い話にしてくれるのはありがたい。
くすくすと笑って言うと、彼は胸を張る。
「この俺が酔いつぶれて妻を放って寝るわけないだろう」
どんな俺よ、と心の中でつっこんで、寝ないと自信ありげな彼がおかしくてまた笑っていると、不意に楽しげな声がかかった。
「一織、小梅ちゃん! 改めておめでとう! ふたり、並ぶとやっぱりお似合いだな〜」
片手にワイングラスを掲げる彼は椎名さんだ。ほんのり頬が赤いから、既にいい感じに出来上がっているよう。
「椎名さん、今日は来てくださってありがとうございます」
「いやいや、小梅ちゃん、すっかりおしどり夫婦になったよね。初めて会った時は俺そっちのけで…」
「いつまで言ってるんだ、それ。 忘れろと何度も言っているだろ」
一織さんが呆れたように横やりを入れる。
一織さんと結婚して間もない頃、椎名さんが訪ねてきた時のことだ。あの頃はまだお互いに探り探りでぎこちないというか、付き合いたてみたいな感覚だったから、椎名さんには気を使わせてしまって申し訳なかったなと今でも思う。
私としても恥ずかしすぎるので、本人がこうして会う度に笑い話にしてくれるのはありがたい。