殺意のピアス
翌朝。


いそいそと裕太がキャンプ道具を車に運んでいる。
ついさっきまで、早起きをして車の掃除を念入りにしていた。


私は玄関横の小さな庭から車と部屋を行き来する裕太を見つめていた。



掌には片方だけのピアス・・・。


私はそっと車に近づいた。
そして、助手席のドアを開け、座席の下にピアスを落とした。





片方だけのピアス。
小さなダイアモンドがきらりと光った。

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