マイシス××。


私の叫び声が高い天井に響く渡ったところで、シグレの目が一瞬だけ見開かれるだけ。


「うわっ、スッゲーそそるわ。お前のその顔」

目元は全然笑っていないシグレの口元だけが緩んだのが見えた。



「抵抗しろよ?」


"した方が面白いから"なんて言葉を続けるシグレの顔が、ゆっくりと私へと近付いてくるのに。

"教室の時と同じ"そう思ったけど、手も足も動かせなかった。


「……ぁ、」

声もうまく出ない。


目をギュッと瞑った、その時──。





「シグレ様」

"トントン"と扉をノックをする音と同時に、どこかで聞いた事のある男の人の声が耳に入った。


< 43 / 52 >

この作品をシェア

pagetop