マイシス××。
「あ?」
「ひ、非常識です……」
「お前、何言ってんの?」
「だ、だから、非常識だって川田さんに言われちゃうんですよ!」
「……!?」
シグレが目を丸くした瞬間、前にいる川田さんが"プッ"と吹き出したのが聞こえた。
「川田、そんな事コイツに言ったのかよ?」
「か、川田さんすみません!つ、つい……」
「事実ですからいいですよ」
「事実だぁ?俺のどこが非常識なんだよ!」
「ご、ごめんなさい」
「シグレ様の行動には、時々常識を外れているという事です」
「ふざけんな!!」
なんてシグレの叫び声が車内に響き渡っても。
「ふざけてませんから」
川田さんから返ってくるのはやけに冷静な言葉だけ。
それから学校に着くまで、ふてくされるようにシグレは唇を尖らせたままだった。