新そよ風に乗って ⑥ 〜憧憬〜
高橋さんと一緒に居られるのは、それは凄く嬉しい。でも、それ以上に不安な日々は多いわけで……。
今までのことを思い返してみると、高橋さんと出逢ってから不安だったことの方が多過ぎる。
端から見たら、無い物ねだりだと思われるかもしれない。でも、こうやっていつも不安になって迷って落ち込むことに、もう疲れちゃったな。
『分からなかったら、俺に聞け』
やっと勇気を出して聞いたのに……高橋さんは応えてくれなかった。
落ち込んで、凹んで、ちょっとがっかりして。
上司としては最高だけど、彼氏としては……。
高橋さんが応えてくれなかったことで、何だか実感してしまった。
やっぱり、私の手に負える人ではないんだ。
偶然、上司になった高橋さんのその態度や言動に一喜一憂してしまうぐらい、私にとって高橋さんはとても崇高な存在で、尊敬出来る男性だった。
憧れと尊敬から、それが好きに変わって……。
高橋さんを、別に嫌いになったわけではない。
でも、高橋さんから付き合おうとは、まだ言ってもらえていない。
いつか向き合える時が来たら、ちゃんと向き合うとは言われたけれど、それがいつなのかも分からない。きっと待っていれば、いつか向き合ってもらえるのかもしれない。
決して、待てないわけじゃない。
でも、今は……それよりも、今は高橋さんの言葉が欲しかった。
都合が良すぎるかもしれないけれど、ちょっとした言葉でも構わない。何か確信出来るものが、私には必要だった。
こうなってくると色々な思いが込み上げてきて、冷静に考えてみると蔑ろにされているような気持ちが芽生えてきてしまう。そんな今の自分も、また凄く嫌で……。
ああ。
考えが、ちっとも纏まらない。
聞いても応えてもらえなくて、安心出来る言葉ももらえないまま。
もしかしたら、今なら何となくすんなり普通の上司と部下に戻れる気がする。ううん。気がするだけかもしれない。
高橋さんに対する想いは、こんなものだったのかな?
寂しい気持ちと哀しさを味わっている自分にも多少違和感を覚えたが、それ以上に考えは纏まらないのに、自分でも驚くぐらい高橋さんとのことを冷静に受け止められている。
今までのことを思い返してみると、高橋さんと出逢ってから不安だったことの方が多過ぎる。
端から見たら、無い物ねだりだと思われるかもしれない。でも、こうやっていつも不安になって迷って落ち込むことに、もう疲れちゃったな。
『分からなかったら、俺に聞け』
やっと勇気を出して聞いたのに……高橋さんは応えてくれなかった。
落ち込んで、凹んで、ちょっとがっかりして。
上司としては最高だけど、彼氏としては……。
高橋さんが応えてくれなかったことで、何だか実感してしまった。
やっぱり、私の手に負える人ではないんだ。
偶然、上司になった高橋さんのその態度や言動に一喜一憂してしまうぐらい、私にとって高橋さんはとても崇高な存在で、尊敬出来る男性だった。
憧れと尊敬から、それが好きに変わって……。
高橋さんを、別に嫌いになったわけではない。
でも、高橋さんから付き合おうとは、まだ言ってもらえていない。
いつか向き合える時が来たら、ちゃんと向き合うとは言われたけれど、それがいつなのかも分からない。きっと待っていれば、いつか向き合ってもらえるのかもしれない。
決して、待てないわけじゃない。
でも、今は……それよりも、今は高橋さんの言葉が欲しかった。
都合が良すぎるかもしれないけれど、ちょっとした言葉でも構わない。何か確信出来るものが、私には必要だった。
こうなってくると色々な思いが込み上げてきて、冷静に考えてみると蔑ろにされているような気持ちが芽生えてきてしまう。そんな今の自分も、また凄く嫌で……。
ああ。
考えが、ちっとも纏まらない。
聞いても応えてもらえなくて、安心出来る言葉ももらえないまま。
もしかしたら、今なら何となくすんなり普通の上司と部下に戻れる気がする。ううん。気がするだけかもしれない。
高橋さんに対する想いは、こんなものだったのかな?
寂しい気持ちと哀しさを味わっている自分にも多少違和感を覚えたが、それ以上に考えは纏まらないのに、自分でも驚くぐらい高橋さんとのことを冷静に受け止められている。