麻衣ロード、そのイカレた軌跡⓽最終話/魂の交尾
ファーストレジェンド~また猛る季節まで/その11
真樹子
今年に入ってしばらくした大雪の日…
”私たち”はリッチネルのお気に入りの部屋で愛し合った後、雑談に花を咲かせていたんだけど…
ベッドの横でタバコをくゆらしながら、彼は改まって切り出してきたわ
「…どうやら紅丸有紀が結婚で引退するらしい。すでに腹ボテって話しもある…」
「!!!」
私はすぐに言葉が出ず、思わず上半身を起こして彼に問い返したわ
「ホントなの、それ?」
「まだ内々からの情報なんで確証はないが、たぶん間違いないだろう。ヤツが去るのは春先から初夏ってとこだ。俺はそう読んで動くつもりだよ…」
「動くって…、具体的にはどうするんですか、砂垣さん」
「ふふ…、決まってるだろう。あの怪物がいなくなりゃあ、都県境のフレームは崩れる。紅組も今までのようにはいかないさ。再度パージバックってことだよ。まずは墨東会に戻り、反排赤の旗を掲げる拠点つくりに着手だ」
砂垣さんの返答は単純明快だったわ
...
「じゃあ、今のトロイカ体制を廃止するんですね?」
砂垣さんはここで私の肩を抱き寄せた
そして、明らかに声のトーンを変えて優しく語ったわ
「真樹子…、お前にはこれからも、色々とこなしてもらいたい。俺の片腕となって。あくまで”裏”としてのそれだが…。今度こそ紅組の牙城をぶっ潰す。そんで、その後は二人でいい思いをしよう。だからその為に、頼むぞ…」
今からすれば、これは悪魔のささやきだったかもしれない
しかし、この時は「うん。わかった。私、やるわ」と我ながら可愛らしい声で即答しちゃったわよ
全くね…(苦笑)
真樹子
今年に入ってしばらくした大雪の日…
”私たち”はリッチネルのお気に入りの部屋で愛し合った後、雑談に花を咲かせていたんだけど…
ベッドの横でタバコをくゆらしながら、彼は改まって切り出してきたわ
「…どうやら紅丸有紀が結婚で引退するらしい。すでに腹ボテって話しもある…」
「!!!」
私はすぐに言葉が出ず、思わず上半身を起こして彼に問い返したわ
「ホントなの、それ?」
「まだ内々からの情報なんで確証はないが、たぶん間違いないだろう。ヤツが去るのは春先から初夏ってとこだ。俺はそう読んで動くつもりだよ…」
「動くって…、具体的にはどうするんですか、砂垣さん」
「ふふ…、決まってるだろう。あの怪物がいなくなりゃあ、都県境のフレームは崩れる。紅組も今までのようにはいかないさ。再度パージバックってことだよ。まずは墨東会に戻り、反排赤の旗を掲げる拠点つくりに着手だ」
砂垣さんの返答は単純明快だったわ
...
「じゃあ、今のトロイカ体制を廃止するんですね?」
砂垣さんはここで私の肩を抱き寄せた
そして、明らかに声のトーンを変えて優しく語ったわ
「真樹子…、お前にはこれからも、色々とこなしてもらいたい。俺の片腕となって。あくまで”裏”としてのそれだが…。今度こそ紅組の牙城をぶっ潰す。そんで、その後は二人でいい思いをしよう。だからその為に、頼むぞ…」
今からすれば、これは悪魔のささやきだったかもしれない
しかし、この時は「うん。わかった。私、やるわ」と我ながら可愛らしい声で即答しちゃったわよ
全くね…(苦笑)