麻衣ロード、そのイカレた軌跡⓽最終話/魂の交尾
ファーストレジェンド~また猛る季節まで/その25
真樹子
6月も中旬近くになると、”情勢”は激変を迎える
南玉に復帰したばかりの高原亜咲が、難病の母親を神戸の病院に転院する為、再び南玉を去ることになり、これを境に麻衣さんはフルアクセルで計画を行動に移したのよ
すでに私は麻衣さんから、都県境の既存フレームをひっくり返す再編に向けた計画を明かされていた
彼女の起草したオペレーション…
それもう、すごいのなんのって!
初めて聞いた時は耳を疑ったわよ
なにしろ、全身が痺れるくらい胸が高揚したわ
私は全身全霊を以って麻衣さんに全面協力することを確約し、さっそく表裏で様々な仕掛けにかかり、まさに麻衣さんと私は二人三脚でラッセル車のごとく突っ走ったわ
「…私のアンテナにもさ、大河原高校にえらい新入生が入ったってのは引っかかっていたけど、そう気にも留めていなかったわ。それがあの高原を担いで南玉に公認させたチームを作った少女だったとはね…」
さしもの三田村峰子も、彗星のごとく登場した麻衣さんには驚嘆を隠さなかったわよ(苦笑)
...
「でもさあ…、結局マキにとっては願ってもない状況が目の前にもたらせたってことじゃないかい?その相馬豹子を名乗る麻衣って子、真偽は定かじゃないが明らかに相和会の力を使えてるよ。だけど同じやくざを後ろ盾にって言っても、相馬さんはこの地の名士だし、星流会とは訳が違うからね。砂垣のやろうとしてこととは全く違う。それに私の受ける感じじゃ、本郷麻衣って子、”本質の領域”は自力でやり遂げる壮気を持ち得てるよ」
こういった三田村さんの眼力とカンは人間離れしているからねー(苦笑)
実際、間近かで麻衣さんに接すると、相和会の力を使う局面は常に熟考の上でって信条が伝わってきたし、その辺は節操なく在○やくざの威光で人を暴圧する砂垣さんとは明らかに似て非なるものだもん
「…従って結果的にはさ、紅丸が去れば避けようのない再編ムーブメントを、やくざの傀儡連中から我々当事者たる女たちの手の元に戻ったって解釈していいだろ。これこそ、マキと私がずっと宿望していたものだよ。よかったよ…、マキ」
ホントだよ…
個人的にはまだ砂垣さんに未練があったが、これからまもなく麻衣さんは”それ”さえも私から解放してくれた
私は完全に砂垣さんを自分の中から追い出すことができ、さらに積田さんという本来私の求めていた男性とも近しくなるんだけど、これだって、麻衣さんの細かい導きがあってのことだったわ
間違いなく私は本郷麻衣さんによって、全く違う自分に生まれ変わったのよ!
そんで紅丸が渡米した後、初夏を迎えたところで、もはや都県境のフレーム再編は麻衣さんを中心軸として進行していってね
いよいよ、猛る女たちの熱い再編闘争は佳境を迎えるんでけどね…
真樹子
6月も中旬近くになると、”情勢”は激変を迎える
南玉に復帰したばかりの高原亜咲が、難病の母親を神戸の病院に転院する為、再び南玉を去ることになり、これを境に麻衣さんはフルアクセルで計画を行動に移したのよ
すでに私は麻衣さんから、都県境の既存フレームをひっくり返す再編に向けた計画を明かされていた
彼女の起草したオペレーション…
それもう、すごいのなんのって!
初めて聞いた時は耳を疑ったわよ
なにしろ、全身が痺れるくらい胸が高揚したわ
私は全身全霊を以って麻衣さんに全面協力することを確約し、さっそく表裏で様々な仕掛けにかかり、まさに麻衣さんと私は二人三脚でラッセル車のごとく突っ走ったわ
「…私のアンテナにもさ、大河原高校にえらい新入生が入ったってのは引っかかっていたけど、そう気にも留めていなかったわ。それがあの高原を担いで南玉に公認させたチームを作った少女だったとはね…」
さしもの三田村峰子も、彗星のごとく登場した麻衣さんには驚嘆を隠さなかったわよ(苦笑)
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「でもさあ…、結局マキにとっては願ってもない状況が目の前にもたらせたってことじゃないかい?その相馬豹子を名乗る麻衣って子、真偽は定かじゃないが明らかに相和会の力を使えてるよ。だけど同じやくざを後ろ盾にって言っても、相馬さんはこの地の名士だし、星流会とは訳が違うからね。砂垣のやろうとしてこととは全く違う。それに私の受ける感じじゃ、本郷麻衣って子、”本質の領域”は自力でやり遂げる壮気を持ち得てるよ」
こういった三田村さんの眼力とカンは人間離れしているからねー(苦笑)
実際、間近かで麻衣さんに接すると、相和会の力を使う局面は常に熟考の上でって信条が伝わってきたし、その辺は節操なく在○やくざの威光で人を暴圧する砂垣さんとは明らかに似て非なるものだもん
「…従って結果的にはさ、紅丸が去れば避けようのない再編ムーブメントを、やくざの傀儡連中から我々当事者たる女たちの手の元に戻ったって解釈していいだろ。これこそ、マキと私がずっと宿望していたものだよ。よかったよ…、マキ」
ホントだよ…
個人的にはまだ砂垣さんに未練があったが、これからまもなく麻衣さんは”それ”さえも私から解放してくれた
私は完全に砂垣さんを自分の中から追い出すことができ、さらに積田さんという本来私の求めていた男性とも近しくなるんだけど、これだって、麻衣さんの細かい導きがあってのことだったわ
間違いなく私は本郷麻衣さんによって、全く違う自分に生まれ変わったのよ!
そんで紅丸が渡米した後、初夏を迎えたところで、もはや都県境のフレーム再編は麻衣さんを中心軸として進行していってね
いよいよ、猛る女たちの熱い再編闘争は佳境を迎えるんでけどね…