再会したクールな警察官僚に燃え滾る独占欲で溺愛保護されています
とはいえ、退院したばかりの父を自宅にひとりで残すのも心配で。
でも、近所に暮らしている父の妹である叔母が頻繁に様子を見に来てくれることになった。私の事情も話し、叔母もその方が安全だと言ってくれたから。
「英介さん、もうしばらくお世話になります」
駐車場を出て、運転を続ける英介さんに深々と頭を下げた。
「もうしばらくというか、俺としてはこの先もずっといてもらっていいんだけどね」
ちらっと私を見て微笑む英介さんに私も笑顔を返す。
この同居は一時的なもので、いつかは自宅に戻らないといけない。
英介さんと恋人になってからは常にそんな寂しさが隣にあった。もしかしたら英介さんも同じ気持ちでいてくれたのかもしれない。
「プロポーズ、そんなに待たせないから」
ぎゅっとハンドルを握り直した英介さんの唇がゆったりと弧を描く。
「はい」
頷いた私は助手席の窓から外の景色を見つめた。
自然と頬を緩めながら、その日のことを思い浮かべる。
もちろん、返事はもう決まっている。