再会したクールな警察官僚に燃え滾る独占欲で溺愛保護されています


 *

「――よっ、佐波。お疲れさん」


数日後。休憩室でコーヒーを淹れていると後ろから肩をポンとたたかれた。思わずビクッと反応してしまうが、小さく深呼吸をして心を落ち着かせる。


「お疲れさま、立花くん」


振り返ると立花くんの姿がある。彼も私と同じくこれから休憩に入るのだろう。


「立花くんもコーヒー飲む?」

「おう、ついでに頼む」

「わかった」


彼の手からマグカップを受け取った。すると立花くんが心配そうに私の顔を覗き込んでくる。


「佐波、もしかして体調悪い? 顔色良くないけど」

「そうかな」


休憩室の窓にぼんやりと写る自分の顔を見つめるけれど、顔色が悪いかどうかまではわからない。

でもここ最近体がだるいのは確かだ。

季節は六月に入り、天気によって気温や湿度の変化が大きくなった。晴れて夏のような暑さの日もあれば、曇りや雨で肌寒い日もあって体調管理が難しい。


「ちょっと疲れてるのかも」


体調が思わしくないのはころころと変わる気温の変化に体がついていけないから。それに加えて仕事が忙しいことに原因があるのかもしれない。


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