再会したクールな警察官僚に燃え滾る独占欲で溺愛保護されています
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八月第二週の土曜日。
今日は私と英介さん、それから英介さんのご両親と私の父親が集まる食事会の日だ。
入籍前の両家顔合わせで英介さんのお父様と私の父が意気投合して、月一で食事会を開くことになった。それが今日で、顔合わせを行ったホテルの日本料理屋でランチを取ることになっている。
予約の時間は十二時で、家を出たのが十時。
だいぶ早くホテルについてしまうが英介さんに寄りたい場所があるらしい。
電車で向かい、十時半にはホテルに到着。英介さんが向かったのはラウンジだ。
窓際の席に腰を下ろし、注文した飲み物が届いてから彼が切り出した。
「千晶。今からここにお母さんがくる」
「お母さん?」
「千晶の母親だ」
英介さんの言葉に頭をがつんと殴られたような衝撃が走った。
どうして母がここに?
「でも私、会いたくないって……」
秘書たちにもそう伝えたし、英介さんも私の気持ちを知っているはず。それなのにどうして母がここに来るのだろう。
「やっぱり千晶は一度お母さんと会って話をした方がいいと思う」
「でも……」
「千晶だって本当はお母さんに会いたいと思っているんだろ」
「……っ」
言葉を返せずにぎゅっと唇を噛みしめた。