再会したクールな警察官僚に燃え滾る独占欲で溺愛保護されています
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その後の食事会は賑やかに終えた。
話し足りないらしく英介さんのご両親と私の父はこれから別の店に移動するそうだ。私と英介さんは電車に乗って帰宅の途に着く。
休日の午後二時過ぎの電車はそこまで混んではいないが座席はほぼ埋まっている。
たまたま空いた席があって私は座れたけれど、英介さんは吊革に掴まりながら立っていた。
三駅ほど進んだところでふとドア付近に立っている女の子が目に止まる。
制服を着ているので高校生くらいだろうか。休日だけど学校があったのかもしれない。
彼女の後ろには三十代ぐらいの男性が立っていて、その距離の近さに違和感を覚える。電車内はそこまで混み合っていないのにあそこまでぴったりとくっついているのは不自然だ。
過去に自分が同じ被害に合っているからこそピンときたのかもしれない。女の子のスカートをじっと見つめる。
すると背後に立っている男性が、持っているカバンでうまく隠しながら女の子のお尻のあたりに手を這わせているのがちらっと見えた。
間違いない。あの子は今、痴漢被害に合っている。
「英介さん」
目の前で吊革に掴まって立っている彼の上着の裾をつんつんと引っ張った。
「どうした?」
「あそこに立っている制服の女の子」
「女の子?」
視線で示すと、英介さんも同じ方向に目を向けた。そして私がなにを伝えようとしているのか気付いたのだろう。
彼の目がすっと細くなり、表情が険しくなる。