こころ、唄う。

ため息

時計はあたしの気持ちを
置き去りにするように
止まらず針を進めてゆく


想い続けることに
自信をなくして
ため息に隠れた


疲れてしまったの…


引き出しの中に
閉まったはずの
過去に手をかけるたび
自分の弱い心が目を覚ます


『過去』を理由にして
想い続ける明日から
逃げようとした


ため息を答えにしても
何も掴めないのに
気持ちが前に進めなくて


過去を懐かしさに
変える強さも


明日を掴む勇気からも
逃げようとしたの...
< 5 / 262 >

この作品をシェア

pagetop