【電書化・コミカライズ】婚約13年目ですが、いまだに愛されていません~愛されたい王女と愛さないように必死な次期公爵~
「きゃっ……!」
「フリッカ!」
そんなことをしたために、フレデリカは足をもつれさせてべしゃっと転んだ。
シュトラウスから離れていたために、彼の助けも間に合わず。
痛みを感じながらも立ち上がろうとする彼女を、すぐに追いついたシュトラウスがふわりと抱き上げた。
「わっ……! シュウ?」
「すぐ近くに、東屋があったはずだ。そこで状態を見させてくれ」
「う、うん……」
シュトラウスに横抱きにされたフレデリカは、頬を染めながらも頷く。
いわゆる、お姫様抱っこである。
フレデリカをしっかりと支えながら、シュトラウスはすたすたと歩を進めていく。
流れるように抱き上げられ、軽々と運ばれるフレデリカ。彼の力強さを感じて、ドキドキしてしまった。
シュトラウスは騎士や軍人ではないが、国境を守る公爵家の跡継ぎとして、本職並みに身体を鍛え、剣術や馬術にも精通している。
彼の逞しさや体力については、フレデリカもよく知るところだった。
東屋に辿り着くと、シュトラウスはフレデリカをそっとおろして座らせる。
座るフレデリカの前に膝をつき、シュトラウスは彼女の状態を目で確認した。
転んだ際にドレスの一部が汚れ、地面についた手は少し赤くなっていた。
服の上から見た限りでは怪我はなさそうだが、油断はできない。
「フリッカ!」
そんなことをしたために、フレデリカは足をもつれさせてべしゃっと転んだ。
シュトラウスから離れていたために、彼の助けも間に合わず。
痛みを感じながらも立ち上がろうとする彼女を、すぐに追いついたシュトラウスがふわりと抱き上げた。
「わっ……! シュウ?」
「すぐ近くに、東屋があったはずだ。そこで状態を見させてくれ」
「う、うん……」
シュトラウスに横抱きにされたフレデリカは、頬を染めながらも頷く。
いわゆる、お姫様抱っこである。
フレデリカをしっかりと支えながら、シュトラウスはすたすたと歩を進めていく。
流れるように抱き上げられ、軽々と運ばれるフレデリカ。彼の力強さを感じて、ドキドキしてしまった。
シュトラウスは騎士や軍人ではないが、国境を守る公爵家の跡継ぎとして、本職並みに身体を鍛え、剣術や馬術にも精通している。
彼の逞しさや体力については、フレデリカもよく知るところだった。
東屋に辿り着くと、シュトラウスはフレデリカをそっとおろして座らせる。
座るフレデリカの前に膝をつき、シュトラウスは彼女の状態を目で確認した。
転んだ際にドレスの一部が汚れ、地面についた手は少し赤くなっていた。
服の上から見た限りでは怪我はなさそうだが、油断はできない。