【電書化・コミカライズ】婚約13年目ですが、いまだに愛されていません~愛されたい王女と愛さないように必死な次期公爵~
アルフレドは、言葉を失った。
そんな彼に困ったように笑いかけて、ルーナは話を続けていく。
ルーナの婚約相手は、リエルタのもう1つの隣国・イヴェルク王国の公爵家の嫡男、テネブラエ・センハイト。
彼女の母国・ハリバロフから見れば、リエルタはハリバロフとイヴェルクの間に位置する。
テネブラエとは、国の行事で何度か顔を合わせただけだそうだ。
元々、ルーナの婚約者候補にはあがっていたが、留学中の彼女になんの断りもなく、勝手に決まってしまったらしい。
国家間の関係強化のために自国の姫を差し出す、政略結婚だった。
先日、婚約者が決まった旨を知らせる手紙が届いたばかりなのだと、ルーナはなんてことのないように言った。
「……相手は、どんな人なの?」
アルフレドの声は、震えていた。
「……自分の意思がしっかりしていそうな、素敵な人よ」
本当は、ルーナはテネブラエのことが、少し苦手だった。
他者に対して高圧的で、ルーナに対しては値踏みするような視線を遠慮なく向けてくる。
上から下まで舐めまわすように見られたあと、容姿を褒められたときには、逃げ出したくなったものだ。
けれど、婚約が決まった相手に対してそんなことは言えないから、ルーナは「素敵な人だ」と彼を肯定した。
そんな彼に困ったように笑いかけて、ルーナは話を続けていく。
ルーナの婚約相手は、リエルタのもう1つの隣国・イヴェルク王国の公爵家の嫡男、テネブラエ・センハイト。
彼女の母国・ハリバロフから見れば、リエルタはハリバロフとイヴェルクの間に位置する。
テネブラエとは、国の行事で何度か顔を合わせただけだそうだ。
元々、ルーナの婚約者候補にはあがっていたが、留学中の彼女になんの断りもなく、勝手に決まってしまったらしい。
国家間の関係強化のために自国の姫を差し出す、政略結婚だった。
先日、婚約者が決まった旨を知らせる手紙が届いたばかりなのだと、ルーナはなんてことのないように言った。
「……相手は、どんな人なの?」
アルフレドの声は、震えていた。
「……自分の意思がしっかりしていそうな、素敵な人よ」
本当は、ルーナはテネブラエのことが、少し苦手だった。
他者に対して高圧的で、ルーナに対しては値踏みするような視線を遠慮なく向けてくる。
上から下まで舐めまわすように見られたあと、容姿を褒められたときには、逃げ出したくなったものだ。
けれど、婚約が決まった相手に対してそんなことは言えないから、ルーナは「素敵な人だ」と彼を肯定した。