【電書化・コミカライズ】婚約13年目ですが、いまだに愛されていません~愛されたい王女と愛さないように必死な次期公爵~
「きみを危険に晒すぐらいなら、結婚式なんてやりたくない。きみが一番大事なんだ。国としての考えなんかより、きみが」
「シュウ……」
フレデリカが、シュトラウスと二人のときに素の姿を見せることができるのなら、それはシュトラウスも同じこと。
シュトラウスは、これまで数度、フレデリック王に式の中止を申し入れてきたが、ここまで本音をさらけ出してはいない。
屈しはしない、予定通り行う、と言われてしまえば、それ以上意見することはできなかった。
国として、屈した前例を作ってはいけないと理解できるのだ。
さらに今回は、密告と思われる手紙を読み解いて、王女暗殺計画という答えを導き出しただけであり、確たる証拠があるわけでもない。
だからなおさら、中止どころか、既に公表済みの予定を大幅に変更することもできなかった。
シュトラウスだって、第二の王家とまで呼ばれる公爵家の次期当主だ。
国中の者が知るこの結婚式を、中止も変更もできないと、わかっている。
理解はできる。けれど、感情が追い付かない。
狙われているのは、シュトラウスの最愛の人。
守り続けると、13年前からずっと決めていた人。
彼女が危険に晒されるとわかっていて、平気でいられるはずがなかった。
「シュウ……」
フレデリカが、シュトラウスと二人のときに素の姿を見せることができるのなら、それはシュトラウスも同じこと。
シュトラウスは、これまで数度、フレデリック王に式の中止を申し入れてきたが、ここまで本音をさらけ出してはいない。
屈しはしない、予定通り行う、と言われてしまえば、それ以上意見することはできなかった。
国として、屈した前例を作ってはいけないと理解できるのだ。
さらに今回は、密告と思われる手紙を読み解いて、王女暗殺計画という答えを導き出しただけであり、確たる証拠があるわけでもない。
だからなおさら、中止どころか、既に公表済みの予定を大幅に変更することもできなかった。
シュトラウスだって、第二の王家とまで呼ばれる公爵家の次期当主だ。
国中の者が知るこの結婚式を、中止も変更もできないと、わかっている。
理解はできる。けれど、感情が追い付かない。
狙われているのは、シュトラウスの最愛の人。
守り続けると、13年前からずっと決めていた人。
彼女が危険に晒されるとわかっていて、平気でいられるはずがなかった。