【電書化・コミカライズ】婚約13年目ですが、いまだに愛されていません~愛されたい王女と愛さないように必死な次期公爵~
以降のシュトラウスが、フレデリカを守るための会議でぼーっとすることはなくなった。
落ち着きと判断力を取り戻したシュトラウスの姿に、アルフレドなどには「やっとか」とにやりとされたものだ。
この日も、シュトラウスたちは結婚式に向けての対策会議を行っていた。
場を取り仕切るのは、第一王子であり、密告の手紙を受け取った張本人でもあるアルフレドだ。
「この手紙から読み解ける通り、一般解放された庭から、バルコニーにいる姉さんを狙うとして……。そんな遠距離を狙えるものが、厳重な持ち物検査をクリアできるのでしょうか? 正規の入場ルートは使わずに侵入してくる可能性が高いとみています」
「そうだな。その通りだが……。アルフレド。そろそろ、話してくれてもいいんじゃないか?」
「話す、とは」
「もうわかっているんじゃないのか。手紙の差出人が誰なのか」
「……」
「特別な経路を使って、お前宛てに届けられた手紙。お前も、ずいぶんと送り主を信用しているように思える。相手が誰なのか、わかっているんだろう?」
フレデリック王の言葉に、アルフレドは言葉に詰まる。
少しの沈黙のあと、王に言葉を返す彼の表情は、苦しそうだった。
「……今それを話してしまったら、本人の身に危険が及ぶ可能性があります。差出人と思われる人物は、二人の結婚式に出席する予定です。当日、保護させてください」
「……そうか。わかった。姉を愛するお前のことだ。それがフリッカのためにもなると思っての判断だろう。差出人に関することについては、お前に任せよう」
「……ありがとうございます」
落ち着きと判断力を取り戻したシュトラウスの姿に、アルフレドなどには「やっとか」とにやりとされたものだ。
この日も、シュトラウスたちは結婚式に向けての対策会議を行っていた。
場を取り仕切るのは、第一王子であり、密告の手紙を受け取った張本人でもあるアルフレドだ。
「この手紙から読み解ける通り、一般解放された庭から、バルコニーにいる姉さんを狙うとして……。そんな遠距離を狙えるものが、厳重な持ち物検査をクリアできるのでしょうか? 正規の入場ルートは使わずに侵入してくる可能性が高いとみています」
「そうだな。その通りだが……。アルフレド。そろそろ、話してくれてもいいんじゃないか?」
「話す、とは」
「もうわかっているんじゃないのか。手紙の差出人が誰なのか」
「……」
「特別な経路を使って、お前宛てに届けられた手紙。お前も、ずいぶんと送り主を信用しているように思える。相手が誰なのか、わかっているんだろう?」
フレデリック王の言葉に、アルフレドは言葉に詰まる。
少しの沈黙のあと、王に言葉を返す彼の表情は、苦しそうだった。
「……今それを話してしまったら、本人の身に危険が及ぶ可能性があります。差出人と思われる人物は、二人の結婚式に出席する予定です。当日、保護させてください」
「……そうか。わかった。姉を愛するお前のことだ。それがフリッカのためにもなると思っての判断だろう。差出人に関することについては、お前に任せよう」
「……ありがとうございます」