【電書化・コミカライズ】婚約13年目ですが、いまだに愛されていません~愛されたい王女と愛さないように必死な次期公爵~
「……シュウ」
純白のドレスに身を包み、シュトラウスに向かって柔らかく微笑むフレデリカの姿が。
肩と背中が出る作りで、上半身はぴったりとフィットしており、彼女の肌とラインの美しさを際立たせている。
ウエストから下はパニエで広げられ、ボリュームがある。
照れているのか、彼女の白い肌はほんのりと色づいて。
ふわふわの銀髪を彩る髪飾りの一部には、シュトラウスの髪と瞳の色に合わせた黒曜石があしらわれている。
月並みな言葉だが――今日の彼女は、とてもきれいだった。
衣装の打ち合わせは何度も何度もしたはずで、シュトラウスだって、フレデリカがこのドレスに身を包んだ姿は既に見ていたはずだが、式当日に見るウェディングドレス姿は格別だった。
自分が彼女の唯一になるのだという決心がつかないまま、13年が経ち。
ようやく気持ちが通じ合ったと思ったら、結婚式での暗殺計画。
長い間、ずっとずっと大事に思ってきた、誰よりも大切で愛しい人のため、式を中止したいと思うこともあった。
絶対に守り切ると決めてからも、全ての不安が消えたわけではなく。
彼女を失うかもしれない不安に、大切な式を狙われた憤りや悲しみ。
そういったものを、シュトラウスは抱え続けていた。
けれど、ウェディングドレスを身に纏ってはにかむフレデリカの姿を前にしたら、それらは吹き飛んでしまった。
今はもう、彼女を幸せにすること以外、なにも考えられない。
出会った頃は5歳の幼い少女だった彼女は、こんなにも立派に成長し、今日、正式に自分の妻となる。
それも、間違いなく両想いである。
フレデリカの心は、他の男に渡す? そんなことは絶対にありえないと、断言できる。
彼女の身も心も夫の座も、全てシュトラウスのものだ。
他の男にも、彼女の命を狙う人間にも、絶対に渡しはしない。
あまりの美しさと感慨深さに、シュトラウスは言葉すら出なくなってしまった。
そう、言葉すら出なかった。
ので、フレデリカからすれば、自分のドレス姿を見た夫が黙ってしまっただけになる。
純白のドレスに身を包み、シュトラウスに向かって柔らかく微笑むフレデリカの姿が。
肩と背中が出る作りで、上半身はぴったりとフィットしており、彼女の肌とラインの美しさを際立たせている。
ウエストから下はパニエで広げられ、ボリュームがある。
照れているのか、彼女の白い肌はほんのりと色づいて。
ふわふわの銀髪を彩る髪飾りの一部には、シュトラウスの髪と瞳の色に合わせた黒曜石があしらわれている。
月並みな言葉だが――今日の彼女は、とてもきれいだった。
衣装の打ち合わせは何度も何度もしたはずで、シュトラウスだって、フレデリカがこのドレスに身を包んだ姿は既に見ていたはずだが、式当日に見るウェディングドレス姿は格別だった。
自分が彼女の唯一になるのだという決心がつかないまま、13年が経ち。
ようやく気持ちが通じ合ったと思ったら、結婚式での暗殺計画。
長い間、ずっとずっと大事に思ってきた、誰よりも大切で愛しい人のため、式を中止したいと思うこともあった。
絶対に守り切ると決めてからも、全ての不安が消えたわけではなく。
彼女を失うかもしれない不安に、大切な式を狙われた憤りや悲しみ。
そういったものを、シュトラウスは抱え続けていた。
けれど、ウェディングドレスを身に纏ってはにかむフレデリカの姿を前にしたら、それらは吹き飛んでしまった。
今はもう、彼女を幸せにすること以外、なにも考えられない。
出会った頃は5歳の幼い少女だった彼女は、こんなにも立派に成長し、今日、正式に自分の妻となる。
それも、間違いなく両想いである。
フレデリカの心は、他の男に渡す? そんなことは絶対にありえないと、断言できる。
彼女の身も心も夫の座も、全てシュトラウスのものだ。
他の男にも、彼女の命を狙う人間にも、絶対に渡しはしない。
あまりの美しさと感慨深さに、シュトラウスは言葉すら出なくなってしまった。
そう、言葉すら出なかった。
ので、フレデリカからすれば、自分のドレス姿を見た夫が黙ってしまっただけになる。