【電書化・コミカライズ】婚約13年目ですが、いまだに愛されていません~愛されたい王女と愛さないように必死な次期公爵~
落ちついた頃、ルーナはこれまでのことを語りだす。
ルーナが通された部屋には、向かい合う形で2つのソファが置かれていたが、アルフレドは彼女の隣に座っていた。
ここには二人しかいない。部屋の外や周辺には近衛兵が待機しており、外部の人間に聞かれることはない。
アルフレドがそう言ってくれたから、ルーナは彼を信用し、自分が知ることを全て話した。
「僕と姉さんへの強い敵意と、僕への罰、か……」
「ええ。テネブラエは、フリッカの命を奪うことが、あなたへの罰になると思っているみたい」
「……よくわかってるじゃないか。僕ら姉弟の仲の良さを知る人は多いけど、そこまで考える奴はそういない。向こうは、僕らについてよく調べてるね」
お姉さん大好きなことは全然否定しないのね、流石だわ、と思いつつも、ルーナは真面目な顔で話を続けた。
「……それで、フリッカのことは守れそうなの?」
「守ってみせるさ。きみのおかげで、姉さんを守るための準備ができた。……密告していることが知られれば、きみだって、相当に危険だったはずなのに。ありがとう、ルーナ」
「……あなたが苦しむ、罰を受けるなんて聞いて、大人しくしていられないもの。フリッカを狙うことがわかってからは、なおさらだったわ」
「……そっか」
アルフレドは、ルーナの肩に手を回し、自分のほうへ引き寄せた。
労り慈しむような手つきでいやらしさはなく、ルーナも嫌ではないのだが、「やだわこの子、触るようになったわね……!?」と内心あわあわしていた。
そんなことが言える雰囲気ではないので、やはりルーナは黙っている。
「姉さんは絶対に守り切る。それから、きみのことも。……せっかく来てくれたのに申し訳ないんだけど、ここからは、きみを保護させて欲しい」
「保護?」
「うん。体調を崩したことにでもして、別室で待機していてくれないかな? もちろん兵は配置するから」
「でも……。私が戻ってこなかったら、テネブラエもおかしいと思うんじゃないかしら? そのせいで、計画が変わってフリッカが危険な目に遭ったりしたら……」
「……テネブラエは、きみに暴力を振るったり、暗殺を企てたりするような男だ。万が一にでも、僕と接触したことが知られてしまったら、きみがどんな目に遭うかわからない。あの男から、きみを引き離す。姉さんときみ、二人とも守りたいんだ」
ルーナが通された部屋には、向かい合う形で2つのソファが置かれていたが、アルフレドは彼女の隣に座っていた。
ここには二人しかいない。部屋の外や周辺には近衛兵が待機しており、外部の人間に聞かれることはない。
アルフレドがそう言ってくれたから、ルーナは彼を信用し、自分が知ることを全て話した。
「僕と姉さんへの強い敵意と、僕への罰、か……」
「ええ。テネブラエは、フリッカの命を奪うことが、あなたへの罰になると思っているみたい」
「……よくわかってるじゃないか。僕ら姉弟の仲の良さを知る人は多いけど、そこまで考える奴はそういない。向こうは、僕らについてよく調べてるね」
お姉さん大好きなことは全然否定しないのね、流石だわ、と思いつつも、ルーナは真面目な顔で話を続けた。
「……それで、フリッカのことは守れそうなの?」
「守ってみせるさ。きみのおかげで、姉さんを守るための準備ができた。……密告していることが知られれば、きみだって、相当に危険だったはずなのに。ありがとう、ルーナ」
「……あなたが苦しむ、罰を受けるなんて聞いて、大人しくしていられないもの。フリッカを狙うことがわかってからは、なおさらだったわ」
「……そっか」
アルフレドは、ルーナの肩に手を回し、自分のほうへ引き寄せた。
労り慈しむような手つきでいやらしさはなく、ルーナも嫌ではないのだが、「やだわこの子、触るようになったわね……!?」と内心あわあわしていた。
そんなことが言える雰囲気ではないので、やはりルーナは黙っている。
「姉さんは絶対に守り切る。それから、きみのことも。……せっかく来てくれたのに申し訳ないんだけど、ここからは、きみを保護させて欲しい」
「保護?」
「うん。体調を崩したことにでもして、別室で待機していてくれないかな? もちろん兵は配置するから」
「でも……。私が戻ってこなかったら、テネブラエもおかしいと思うんじゃないかしら? そのせいで、計画が変わってフリッカが危険な目に遭ったりしたら……」
「……テネブラエは、きみに暴力を振るったり、暗殺を企てたりするような男だ。万が一にでも、僕と接触したことが知られてしまったら、きみがどんな目に遭うかわからない。あの男から、きみを引き離す。姉さんときみ、二人とも守りたいんだ」