【電書化・コミカライズ】婚約13年目ですが、いまだに愛されていません~愛されたい王女と愛さないように必死な次期公爵~
披露宴も終わり、解散の流れとなっていく。
フレデリック王による締めの挨拶が行われた直後、テネブラエはすぐに立ち上がり、逃げるようにしてホールから出ようとした。
そんな彼の前に、アルフレドが立ちふさがる。
アルフレドは、にっこりと笑みを浮かべ、テネブラエに向かって手を差し出した。しかし、目は笑っていない。
「婚約者のルーナ姫が、あなたを別室で待っている。案内するから、一緒に迎えにいこう」
物腰は柔らかだが、有無を言わさぬ迫力があった。
テネブラエはアルフレドを振り切ることも考えたが、ホールには多数の兵がいる。
その兵たちの多くがテネブラエに視線を向けており、彼は、自分が包囲されていることを感じ取った。
ギリ、と、テネブラエが奥歯を噛みしめる。
ルーナ不在のなか、アルフレドが出てきた。計画のことは知られているようで、兵に包囲されている。
この状況を見て、ルーナとアルフレドは自分の知らないところで繋がり続けていた、ルーナが情報を流していたのだろうと、理解した。
「ルーナ……」
テネブラエの喉から、地を這うような低い声が漏れ出た。
フレデリック王による締めの挨拶が行われた直後、テネブラエはすぐに立ち上がり、逃げるようにしてホールから出ようとした。
そんな彼の前に、アルフレドが立ちふさがる。
アルフレドは、にっこりと笑みを浮かべ、テネブラエに向かって手を差し出した。しかし、目は笑っていない。
「婚約者のルーナ姫が、あなたを別室で待っている。案内するから、一緒に迎えにいこう」
物腰は柔らかだが、有無を言わさぬ迫力があった。
テネブラエはアルフレドを振り切ることも考えたが、ホールには多数の兵がいる。
その兵たちの多くがテネブラエに視線を向けており、彼は、自分が包囲されていることを感じ取った。
ギリ、と、テネブラエが奥歯を噛みしめる。
ルーナ不在のなか、アルフレドが出てきた。計画のことは知られているようで、兵に包囲されている。
この状況を見て、ルーナとアルフレドは自分の知らないところで繋がり続けていた、ルーナが情報を流していたのだろうと、理解した。
「ルーナ……」
テネブラエの喉から、地を這うような低い声が漏れ出た。