【電書化・コミカライズ】婚約13年目ですが、いまだに愛されていません~愛されたい王女と愛さないように必死な次期公爵~
 暗殺の実行犯も首謀者も確保。
 安全確認と事後処理は他の者に任せ。
 シュトラウスとフレデリカの結婚式と、式を狙っての暗殺計画は、ようやく幕を閉じた。

「ルーナあ!」
「フリッカ……! 無事、で……無事でよかったわ~!」
「ルーナこそ! 密告なんて、危ないことして……! よかった、よかったよお~!」

 フレデリカ、シュトラウス、ルーナ、アルフレドが1つの部屋に集まり、互いの無事を喜びあう。
 同性で親友のフレデリカとルーナなど、わんわん泣きながら抱き合っている。
 一応、その場には彼女らの夫と恋する男もいるのだが、再会した姫二人を引き離すことはできず、男は男同士で並んでいた。
 
「シュトラウス。実行犯を捕まえたのは、ストレザン領からお前が直々に招集した兵だったそうだな。よくやった。姉さんを守ってくれたこと、礼を言う」
「……事件を防ぐことができたのは、アルフレド様とルーナ姫の信頼関係があったからです。密告者がルーナ姫だと、わかっていたのですよね?」

 密告者がルーナであることは、当日まで伏せられていた。
 フレデリカもシュトラウスも、挙式後に聞かされて驚いたものだ。
 アルフレドは頷いて肯定し、長い長い溜息をつく。

「姉さんとルーナ、二人とも守ることができて、よかったよ。本当に……」
「……ええ。そうですね」

 今も、フレデリカとルーナは泣きながらぎゅっとくっついている。
 大変盛り上がっており、何故かほっぺた同士をもちもちとさせるところまで進行していた。
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