いつしか愛は毒になる
「もう雅也さん、早く」

「ふ、悪い……麗華」

俺は欲望そのままに麗華のブラウスをまくり上げると胸元に口づける。

その瞬間、麗華がこれまで見たことないような妖艶な顔でにやりと笑った。


「きゃあああっ!! 誰かっ!」

「なっ……」

そして麗華がいきなり暴れだすと、お尻を引きづるようにして俺から距離を取った。

「嫌っ! 助けて!」

「おい! 麗華っ!?」

俺は何がなんだか訳が分からず、麗華に近づくとネクタイで縛り上げている麗華の手首を掴んだ。

──その時、襖が勢いよく開かれた。
< 42 / 60 >

この作品をシェア

pagetop