いつしか愛は毒になる
「どういうことだ? 麗華くん?」
高坂社長が俺を睨んだまま、麗華に静かに問いかけた。すると麗華がポケットから何かを取り出すと、高坂社長に向かって差し出した。
「なっ……どういうことだ! これは雅也くんのネクタイピン!」
(え?)
状況が上手く呑み込めない俺は眉間に眉を寄せたまま、呆然と麗華を見つめる。
「実は……先日……早苗さんと飲んでいて、珍しく酔っぱらってしまって……雅也さんが送ってくださったんですけど……その時……ひっく……無理やり、私っ……」
(なに言ってんだ、この女っ!!)
「いい加減にしろよっ! 頭おかしいんじゃないのか?! 一体何のためにこんなことを! 俺に何の恨みがあるんだ!」
俺の言葉に身体を大袈裟に揺らすと、麗華がネクタイピンを畳にそっと置いた。
「……襲われたとき……新山社長が落として帰られてて……私、誰にも言えなくて」
「ふざけるなっ!!」
「それはこちらの台詞だ!」
俺の怒号に高坂社長が再度、俺の胸元を掴み上げると容赦なく拳を振り下ろした。そしてすぐに麗華の側に駆け寄っていく。
「麗華くん、分かった。もう分かったから……あとは俺に任せなさい……こんな鬼畜のような真似をしたヤツ、ただじゃすませない!! ……いまから警察に……」
「それはダメですっ、お願いします……高坂社長!」
「なぜだ?このことを警察に全てはなし、法で裁いてもらおう。何も心配いらないから」
麗華は首を左右に振ると泣きながら高坂社長に懇願する。
高坂社長が俺を睨んだまま、麗華に静かに問いかけた。すると麗華がポケットから何かを取り出すと、高坂社長に向かって差し出した。
「なっ……どういうことだ! これは雅也くんのネクタイピン!」
(え?)
状況が上手く呑み込めない俺は眉間に眉を寄せたまま、呆然と麗華を見つめる。
「実は……先日……早苗さんと飲んでいて、珍しく酔っぱらってしまって……雅也さんが送ってくださったんですけど……その時……ひっく……無理やり、私っ……」
(なに言ってんだ、この女っ!!)
「いい加減にしろよっ! 頭おかしいんじゃないのか?! 一体何のためにこんなことを! 俺に何の恨みがあるんだ!」
俺の言葉に身体を大袈裟に揺らすと、麗華がネクタイピンを畳にそっと置いた。
「……襲われたとき……新山社長が落として帰られてて……私、誰にも言えなくて」
「ふざけるなっ!!」
「それはこちらの台詞だ!」
俺の怒号に高坂社長が再度、俺の胸元を掴み上げると容赦なく拳を振り下ろした。そしてすぐに麗華の側に駆け寄っていく。
「麗華くん、分かった。もう分かったから……あとは俺に任せなさい……こんな鬼畜のような真似をしたヤツ、ただじゃすませない!! ……いまから警察に……」
「それはダメですっ、お願いします……高坂社長!」
「なぜだ?このことを警察に全てはなし、法で裁いてもらおう。何も心配いらないから」
麗華は首を左右に振ると泣きながら高坂社長に懇願する。