忘れられた恋の物語
まだ寝るには時間が早いし、少しでも起きていたかった。そうすれば長く斗亜の顔を見ていられるから。


「そうだ柚茉。ベッドはどっちがいい?」


2人部屋になったのと同時にベッドも2台になったので寝たい方を選ばせてくれるようだ。


「私はどっちでも大丈夫。斗亜こそ希望は?」

「俺もどっちでも。じゃあ今立ってる位置の前のベッドで寝る?」

「うん。そうしよう。」


こうして私は左側のベッドになった。ベッドに腰かけると斗亜も同じように自分のベッドに私と向かい合って座った。


「柚茉まだ寝ないよね?」

「うん。まだ早いし眠くない。」

「じゃあもう少し話そう。俺もまだ眠くないんだ。」

「そうだね!こっち来て。」


そう言って自分の横を叩くと斗亜が困惑したような顔をした。

< 128 / 156 >

この作品をシェア

pagetop