のーどくたーのーらいふ
凛「...」














「りん、ちょっとだけ胸の音聞かせて」














凛「...」














「大丈夫、すぐ終わるから」














そう言いながら聴診器をとりだした














凛「イヤ、」














「大丈夫」














凛「けい、やだ」














「んー、ちょっと胸苦しいね」














凛「さっき、過呼吸なってた」














「あー、だから布団の中にいたのね」














俺は凛を抱きしめてあげた














「今は大丈夫?」














凛「うん、だいぶ」














「あれから記憶なくなったりした?」














凛「...」














「したのね、どっち?」














凛「...」














「結花のほうか」














凛「結花に変わっちゃだめなことわかってる」














「だめなんて言ってないよ、














ただね、結花に変わるってことは














凛が思ってる以上に、心は限界なの」














凛「...」














「だからね今日、樹連れてきたの」














凛「やだ、話したくない」














「凛、結花と前変わったのいつか覚えてる?」














凛「半年前」














「うん、その時はどうなったっけ」














凛「入院」














「うん、その理由はおぼえてる?」














凛「凛が出てこれなくなって














過呼吸とか自傷とか死にたいって思いが














強くなったからって」














「うん、そうだね














今の状況だとまたその状態になりかねない」














凛「大丈夫」














「大丈夫じゃない














とりあえず、リビング行こう」














< 8 / 132 >

この作品をシェア

pagetop