のーどくたーのーらいふ

俺は消極的な凛の手を引っ張って














樹たちがいるリビングに向かった














「ごめん、待たせて」














樹「ううん、大丈夫」














「りーん、こっちおいで」














凛「イヤ、」














樹「凛ちゃん、久しぶりだね














先生とちょっとだけお話しよっか」














凛「イヤ、しない」














「りーん」














イヤイヤいう凛を抱きかかえて














樹の隣に座った














凛「やだ、」














「大丈夫、何にもしないから」














樹「とりあえず、腕見せてね」














凛は自傷をしてもそのままにして














絆創膏貼るどころか消毒もしないから














定期的に腕を見させてもらってる














俺には絶対見せてくれないし(笑)














凛「やだッ！」














「大丈夫」














凛「ギュってするからやだ、」














樹「ギュってしないから見せて」














凛「ほんとにしない？」














樹「うん、しない」














凛「ん」














凛が言ってるのは多分














止血のことだと思うんだよね














凛は、樹のことかなり信じてるから














その樹がしないって言うと安心するみたい















樹「ありがとう














んー、この傷新しいね














今日やっちゃったかな」














凛「(ｺｸ)」














樹「そっか














とりあえず傷は塞がってるから














消毒だけしておこうね」














凛「うん」














樹「はい、終わり」