環くんは、フォーク化現象に悩まされている
「ちょっと待ってて」


私の耳元で囁いた環くん。

背筋をビシッと伸ばして、学園長のもとに進んだ。


騎士のように勇ましい顔つき。

1秒も見逃したくないほどカッコよく感じてしまうのは、普段のユルふわ笑顔とのギャップがありすぎだからかもしれない。

瞬き厳禁だ。


「ボス」


「環、なに?」


「後処理は任せてもいい? 俺には一番大事な任務が……」


「襲われたケーキちゃんの心のケアだね」


「それだけは、絶対に俺にやらせて欲しい」


「わかっているよ。環にしか任せられないことだからね。責任をもって任務に取り掛かるように」


「はい、ありがとうございます!」
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