お飾り王妃は華麗に退場いたします~クズな夫は捨てて自由になっても構いませんよね?~【極上の大逆転シリーズ】
たっぷり五分は続いたであろう沈黙を最初に破ったのは、オリヴィアであった。
グレゴールにとって、初恋だったとしたらおぼれてもわからなくはないのだ。
オリヴィアだって、ルークを忘れよう、気持ちは母国に置いてこようとしていたくせに、今だって時々彼のことが思い浮かぶのだから。
初恋がどれだけ輝いて感じられるものなのかオリヴィアにだってわかるが、物事には限度というものがある。グレゴールとオリヴィアの立場を考えればなおさら。
「とりあえず、ダンメルス侯爵と話をしましょう。彼がどう考えているのかも知りたいしね」
「かしこまりました」
グレゴールとの面会を求めるなとは言われているが、ダンメルス侯爵と話をするなとは言われていない。
すぐにマリカを使いに出し、ダンメルス侯爵と面会の手はずを整えた。今夜の会は、無難に乗り切ることにしよう。
翌日。
やってきた侯爵は、疲れきっている様子だった。グレゴールが国王として即位したとはいえ、まだ、若い王だ。彼を支える侯爵に重圧が降りかかるのもわからなくはない。
グレゴールにとって、初恋だったとしたらおぼれてもわからなくはないのだ。
オリヴィアだって、ルークを忘れよう、気持ちは母国に置いてこようとしていたくせに、今だって時々彼のことが思い浮かぶのだから。
初恋がどれだけ輝いて感じられるものなのかオリヴィアにだってわかるが、物事には限度というものがある。グレゴールとオリヴィアの立場を考えればなおさら。
「とりあえず、ダンメルス侯爵と話をしましょう。彼がどう考えているのかも知りたいしね」
「かしこまりました」
グレゴールとの面会を求めるなとは言われているが、ダンメルス侯爵と話をするなとは言われていない。
すぐにマリカを使いに出し、ダンメルス侯爵と面会の手はずを整えた。今夜の会は、無難に乗り切ることにしよう。
翌日。
やってきた侯爵は、疲れきっている様子だった。グレゴールが国王として即位したとはいえ、まだ、若い王だ。彼を支える侯爵に重圧が降りかかるのもわからなくはない。