お飾り王妃は華麗に退場いたします~クズな夫は捨てて自由になっても構いませんよね?~【極上の大逆転シリーズ】
昨日の夜会は、オリヴィアが下手に出ることでなんとか乗りきった。だが、その裏でも侯爵はバタバタと動き回っていた様子だ。
椅子をすすめるも、座る間も惜しいと言わんばかりに彼は座ろうとはしなかった。
「時間がないのです……! 王妃様」
「わかっています。あのヴェロニカという女性、皇帝陛下が滞在している間だけでも外に出さないようにはできませんか?」
「そうしようとしているのですが」
グレゴールは、彼女に恋をしているというだけではなく、熱烈に愛し合っていると主張しているらしい。それこそ、お飾りの王妃であるオリヴィアなんてどうでもよく。
「うーん」
オリヴィアも考え込んでしまった。どうにかして、ふたりを引き離さなければならないのだが。
「とりあえず殺っておきます?」
「マリカ、侯爵の前よ。くだらない冗談はやめておきなさい」
マリカは冗談ではなく完璧に本気なのだが、侯爵にそれを悟られるわけにはいかない。こそり、とエリサが顔を上げた。
「あの、よろしいでしょうか?」
「思いついたことがあるのなら言って」
椅子をすすめるも、座る間も惜しいと言わんばかりに彼は座ろうとはしなかった。
「時間がないのです……! 王妃様」
「わかっています。あのヴェロニカという女性、皇帝陛下が滞在している間だけでも外に出さないようにはできませんか?」
「そうしようとしているのですが」
グレゴールは、彼女に恋をしているというだけではなく、熱烈に愛し合っていると主張しているらしい。それこそ、お飾りの王妃であるオリヴィアなんてどうでもよく。
「うーん」
オリヴィアも考え込んでしまった。どうにかして、ふたりを引き離さなければならないのだが。
「とりあえず殺っておきます?」
「マリカ、侯爵の前よ。くだらない冗談はやめておきなさい」
マリカは冗談ではなく完璧に本気なのだが、侯爵にそれを悟られるわけにはいかない。こそり、とエリサが顔を上げた。
「あの、よろしいでしょうか?」
「思いついたことがあるのなら言って」