お飾り王妃は華麗に退場いたします~クズな夫は捨てて自由になっても構いませんよね?~【極上の大逆転シリーズ】
「ヴェロニカは、本気であの……ええと陛下が好きなわけじゃないと思うんですよ。だって、頼りな――」
「エリサ!」
あの男と言いかけ、さらに暴言を追加しかけたエリサの口を慌ててマリカが封じた。
その様子に、侯爵は苦笑する。
「言いたいことはわからなくもない。陛下はまだ成長途中だ。あの年齢の女性ならば、陛下に本気の恋をするなんてありえない」
「ええ。ですから、彼女の側に見目麗しい男性を多数配置するんです。彼らにお守りをさせておけばいいんですよ。陛下にはそうですね――こう言うのはどうですか?」
指を立てて、声を潜めたエリサはにやりとした。
「皇帝がヴェロニカの美しさに気づいてしまったら大変だ。皇帝の目につかないように、大切に隠しておいた方がいい。しばらくの間我慢するのと、永遠に会えなくなるのどちらがいいかってね」
「……なるほど」
「陛下と会っていない間に、見目麗しい男性に囲まれていたら、彼女みたいな女性はどうなるでしょうね? きっと、陛下のことなんてどうでもよくなりますよ。たとえば、陛下のお金を盗んでその男に貢いだりしたら」
「エリサ、あなたって……」
「エリサ!」
あの男と言いかけ、さらに暴言を追加しかけたエリサの口を慌ててマリカが封じた。
その様子に、侯爵は苦笑する。
「言いたいことはわからなくもない。陛下はまだ成長途中だ。あの年齢の女性ならば、陛下に本気の恋をするなんてありえない」
「ええ。ですから、彼女の側に見目麗しい男性を多数配置するんです。彼らにお守りをさせておけばいいんですよ。陛下にはそうですね――こう言うのはどうですか?」
指を立てて、声を潜めたエリサはにやりとした。
「皇帝がヴェロニカの美しさに気づいてしまったら大変だ。皇帝の目につかないように、大切に隠しておいた方がいい。しばらくの間我慢するのと、永遠に会えなくなるのどちらがいいかってね」
「……なるほど」
「陛下と会っていない間に、見目麗しい男性に囲まれていたら、彼女みたいな女性はどうなるでしょうね? きっと、陛下のことなんてどうでもよくなりますよ。たとえば、陛下のお金を盗んでその男に貢いだりしたら」
「エリサ、あなたって……」